簡単解説!ラグビーの仕組み(第2回:アタック「争奪」編)

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です!

私のラグビーに関する実績は以下の通り

Big L(ビッグエル)の経歴

プレイヤー歴:14年

コーチ歴:12年

レフリー歴:12年

時代の流れによって、ルールや戦術、コーチングのスキルなども進化していくので、私も日々勉強中の身です。

ラグビーを始めてみたい人、初心者でまだ何もわからない人にとっての参考になるように解説していきますので、是非最後までお付き合いください。

今回はラグビーの攻防の原則、第2回目の『争奪』について書いていきたいと思います。

Big L
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ラグビーのゲームは「争奪」こそが醍醐味!

この記事を読めば、ラグビーのゲームにおける争奪の方法やゲームの流れを理解することができます!

是非、最後まで読んでくださいね!

 



「ゲームの目的」の確認と「ボールの争奪」

ラグビーにおけるゲームの目的は

『相手より多く得点を取ること』

でしたね。

より多くの得点を挙げるという目的を達成するために攻撃権を得て、ボールを前進させなければなりません。

ここまでが前回の記事で説明した内容です。

前進していくと、防御側は前進を食い止めようと

『タックル』

という手段を使って、ボールを持っている人に対して圧力をかけてきます。

その圧力をかけて防御側がどうしたいかというと

『アタック側からボールを奪いたい』

という目的があるんですね。

また、プレーが再開する際に行うスクラム、ラインアウト、キックオフなどの『セットプレー』と呼ばれる再開方法においても『ボールの奪い合い』からプレーが再開再開されます。

この「争奪」こそがラグビーの醍醐味であり、チームの優劣を決める大きな要素になります。

Big L
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それでは、ケース別に見ていきましょう!

争奪のケース1:一般プレーやコンタクトプレーにおける争奪

『一般プレー』とはスクラム、ラインアウト、キックオフなどのセットプレー以外のプレーのことを指します。

パスが成功しなかったり、ボールを取り損ねて地面に転がっている状況においては、ボールはどのチームのものでもないので、ボールに対して飛びついて取り返したり、再び拾い上げてプレーする際に、コンタクト(ぶつかり合い)を伴った争奪を私たちは観たり、体感したりすることができます。

ボールを持っている人が前進を試みます。

その過程で、タックルが起きて、ボールを持っている人が地面に倒されると

ボールを持っている人は、ボールを離さなくてはなりません。

 

↑(図)AT:アタック DF:ディフェンス 茶色の◯はボール 

離されたボールは誰のものでもないので、

その離されたボールに対してお互いのプレイヤーはボールの再獲得を試みます。

また、ボールの再獲得を狙いにいく際には

お互いの陣地を南側とすると、ボールに対して

南から北に向かって、ボールを獲得しに行かないといけないというルールがあります(下図)

相手のプレイヤーがボールに到達していなければ、ボールをそのまま拾い上げて前進して構いません。

しかし、ほとんどの場面で、ほぼ同時にお互いのプレイヤーがボールの位置に到達します。

その時にまたお互いのプレイヤー間で接触が起こると

「ラック」

という密集になります。

下の写真のような敵と味方がお互いに組み合った状態がラックです。

 

ラックになると、ラックに参加しているプレイヤーは手を使ってボールをコントロールすることはできません。さらに南からラックに参加してくる味方のプレイヤーが扱いやすい位置にボールが来るまで押し合いを続けます。また、ラックに参加する人は立ってプレーをしなければならず、ボールの上に倒れて、相手の争奪の機会を奪うと反則を取られることがあります。

その他にも「モール」などといった争奪の中で形成される密集などもあり

ラグビーにおいては争奪を繰り返しながらプレーを継続させる力が問われることになるのです。

 



争奪のケース2:スクラム、ラインアウト、キックオフなどのプレー再開

先ほども少し出てきましたが、スクラム、ラインアウト、キックオフ、ドロップアウトとは

プレーを再開させる方法です。

セットプレー(セットピース)などとも呼ばれます。

セットプレーはボールが外に出たり、得点したり(されたり)、軽微な反則(ノックオンやスローフォワードなど)が起きた時に行います。

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各項目について簡単に説明しますね!

『スクラム』とは、

ノックオン(ボールが手に当たって前に落ちたという反則)やスローフォワード(ボールを前にいる味方のプレイヤーにパスしたという反則)などが起きた時に、相手ボールによりプレーを再開させる方法のことで、お互いのチームのFWというポジション8人(7人制は3名、10人制は5名)が塊になって組みあい、その塊の中に投入されたボールを奪い合います。

 

上の写真がスクラムです。

『ラインアウト』とは

ボールがコートの外に出た際に、両チームのプレイヤーがトライラインに平行して一列に並び(ATとDFで1列づつの合計2列)その並んだ列の間に最後にプレーしていた側とは反対側のチームのボールの投入によってプレーを再開させる方法のことです。

ボールの投入は各チームの列と列の間に投げ入れられ、激しい空中での競り合い(争奪)が発生します。

 

上の写真がラインアウトです。

『キックオフ』とは

ゲーム開始時やトライ後にプレーを再開させる方法のことです。

15人制ではトライを取られた側、7人制と10人制はトライを取った側のチームによってハーフウェイライン(コートの中央ラインのこと)からボールを一度地面にバウンドさせて相手陣地側に蹴り入れ、そこからプレーが再開します。

まとめ

それでは、ここまでの話をまとめてみます。

【一般プレーにおける争奪】

一般プレー:スクラム、ラインアウト、キックオフなどのセットプレー以外のプレー

①ボールを保持しているプレイヤーの前進をタックルによって阻止

②タックル成立後は地面にあるボールをお互いで取り合うラックという密集が発生

③ボールの争奪に勝った方がボールをプレーできる。

④ ①〜③の繰り返し

【セットプレーにおける争奪】

スクラム:FWというポジション8人が組み合い、塊の中に投入されたボールを奪い合う

ラインアウト:両チームのプレイヤーがトライラインに平行して一列に並び(合計2列)列の間にボールを投入によってプレーを再開させる。

キックオフ:ハーフウェイライン(コートの中央ラインのこと)からボールを一度地面にバウンドさせて相手陣地側に蹴り入れ、そこからプレーが再開

前述した通り

私は「争奪」こそがラグビーの醍醐味だと思っています。

プレイヤーにとっては、ぶつかり合いがこわいという方もいるかもしれませんが、争奪に勝ち続けることで、得点を多く取るというゲームの目的を達成する可能性が高まり、その結果相手チームから勝利を挙げることができます。争奪で勝利を勝ち取った時の喜びは、ラグビー特有のものがあると思います。

是非、その喜びを味わってほしいです!

Big L
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「争奪」こそがラグビーの醍醐味!

今回の記事はここまでにしたいと思います。

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