【コーチ必見】ラグビーのコーチ資格の種類と更新方法について

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です!

今回の記事では、コーチの資格とその種類、資格の更新方法などについて解説していきたいと思います。

コーチの存在は、ラグビーの普及や強化、さらには今後の日本代表を世界で活躍させていくためにはなくてはならないものです。

今回は選手や観戦者ではなく、コーチの皆様に役立つような内容となります。

ぜひ最後までお付き合いください。

Big L
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それではよろしくお願いします!



コーチ資格制度の目的

日本ラグビーフットボール協会では、ラグビーの指導に関わるコーチに指導者資格を制定して、日本協会に加盟するチームの監督(コーチ)に対して資格を保有することを義務付けています。

義務化の目的は以下のとおり

  1. 普及・強化の基盤づくり
  2. コーチの資質向上と人数の増加
  3. 新たな指導者の発掘と既存指導者の活性化
  4. リスクマネジメント意識の向上

コーチの資格には種類があり、それをもっているだけでコーチ自身のステータスになりますが、上記で掲げられている目的があるということをまずは認識する必要があります。

コーチとしての地位を確立するためのものではなく、次世代を担う健全なプレイヤーを育てていくため、リスク管理を含めたチームマネジメント能力を培うための1つのツールとして捉えることが大切です。

参考資料:ラグビー日本協会HPより

資格制度の概要
(公財)日本ラグビーフットボール協会コーチング部門によるコーチの皆さまのための情報サイト(2019年2月1日リニューアル)

コーチ資格の種類

それでは、コーチの資格の種類には何があるかを解説していきます。

日本ラグビーフットボール協会では、以下の5種類の資格を制定しています。

  • スタートコーチ
  • C級コーチ
  • B級コーチ
  • A級コーチ
  • S級コーチ

それぞれ解説していきます。

スタートコーチ

日本で活動するラグビーコーチのすべての方を対象にした資格です。

ラグビーに関する基礎的な知識(安全対策、日本協会のコーチ育成方針、プレイヤーセンタードコーチング、攻防の原則など)を座学により学ぶことにより取得できます。

現在、スタートコーチに関してはオンラインによる取得が可能となっています。

ラグビーチームのコーチや監督をする方は、こちらの資格取得が必須となっています。

C級コーチ

スタートコーチで学んだ知識に加えて、個人のプレイヤーに対する実技指導の能力の習得を目指します。

C級コーチ資格取得講習会は、座学での研修に加えて、実技の研修も内容に含まれており、グラウンドレベルでの実践力も培うことのできる内容となっています。

C級コーチの資格取得講習会は、各都道府県のC級コーチのエデュケーター(資格を付与する資格を持っている人)が開催します。

チームを指導するにはスタートコーチのみの保有で問題ありませんが、C級コーチに関しては、実技指導や現場での指導法を実践して学ぶため、個人的にはできればこの資格は保有していてほしいです。

B級コーチ

B級コーチ(旧育成コーチ)は個人のプレイヤーに対する指導に加えて、チームの課題に即した指導をするための技能を座学と実技を通して習得します。

基本的なコーチングスキルに加えて、練習計画の策定に関することやS&C(ストレングス&コンディショニングといって、筋力、パワー、筋持久力などさまざまな体力要素に必要不可欠な能力)の知識を学びます。

日本協会主催の全国大会に出場する選抜チームの監督またはヘッドコーチは、B級コーチ資格より上位のコーチ資格を保有する必要があります。

B級コーチは日本スポーツ協会が発行している『コーチ1』との連動資格となっています。

A級コーチ

A級コーチ(旧強化コーチ)はプレイヤー個人やチームを分析し、指導計画を作成する技能を座学と実技を通して習得します。

国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の監督に関しては、A級コーチ資格を保有して置かなければいけません。

A級コーチは日本スポーツ協会が発行している『コーチ3』との連動資格となっています。

S級コーチ

A級資格を保有している方(取得見込みも含む)が受講でき、チームを指導するためのすべての知識の習得を目指します。

日本代表チームの監督もしくはヘッドコーチは、S級コーチまたはそれと同等の資格を保有する必要があります。

詳しくは日本ラグビーフットボール協会のコーチネットを御覧ください。

コーチネットURL

資格制度の概要
(公財)日本ラグビーフットボール協会コーチング部門によるコーチの皆さまのための情報サイト(2019年2月1日リニューアル)

 



資格の更新方法(ブラッシュアップ)について

コーチ資格は、定期的に更新のための講習(ブラッシュアップ研修)をおこなうことで、その保有期間を延長することができます。

また、このブラッシュアップ研修については、日々更新されていく新たな知識を習得することにもつながります。

下の表は、各資格の更新講習(ブラッシュアップ研修)に関する情報をまとめたものになりますので、参考にしてください。

参考資料:JRFUコーチネットより引用

コーチ登録番号を忘れたらどうする?

各コーチの資格には『登録番号』というものがあり、その登録番号を利用する場面が多々あります(更新や有効期限の確認など)しかし、この登録番号や取得の際に設定したパスワードを忘れてしまって、いつの間にか資格が失効してしまっているということも多々あります。

そんなことにならないように、各資格を取得した際は認定証にある登録番号とパスワードをしっかりとひかえておくようにしましょう。

コーチ登録番号やパスワードを忘れた際は、以下のページより追跡が可能です。

ログイン ~JRFU MEMBERS CLUB~

まとめ

それでは、これまでの内容をまとめていきます。

日本ラグビーフットボール協会では

  1. 普及・強化の基盤づくり
  2. コーチの資質向上と人数の増加
  3. 新たな指導者の発掘と既存指導者の活性化
  4. リスクマネジメント意識の向上

を目的にコーチに指導者資格を制定し、加盟するチームの監督(またはコーチ)に対して資格を保有することを義務付けています。

コーチ資格の種類としては

があります。

指導するチームのグレードによっては、上位資格をもっている必要があるなどの取り決めもありますので、各指導者がどのレベルの選手の指導者として携わりたいかということも、資格を取得していくうえで大切です。

また、コーチは資格の有効期限が決められているので、定期的な更新(ブラッシュアップ)が必要です(詳細はこちらから)

自身が保有している資格の認定番号やパスワードを忘れてしまう人も少なくありません。

そんなときは、こちらのリンクから問い合わせてみてください。

ログイン ~JRFU MEMBERS CLUB~

今回は以上となります。

選手にとって、ラグビーを学ぶためにはコーチの存在はなくてはならないものです。

コーチ自身のステータス確率も重要なことですが、将来の有望な選手のため、現役で活動している選手のために資格取得を目指す指導者が増えることを願っています。

他にもラグビーに関する情報をまとめた記事がありますので、よければ以下のリンクからご覧ください。

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