簡単解説!ラグビーの仕組み(第4回:アタック「圧力」編)

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です!

ラグビーが趣味の一般男性です。現在はラグビーのコーチとして子どもたちの指導をおこなっています。これまで学んできた知識をこの記事にまとめた内容が、ラグビーを始めたい方や現在コーチとして活躍されている方の参考材料になればと思います。初心者、コーチ、プレイヤー、レフリーの方々へ向けてできるだけわかりやすく解説していきますので、是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。

Big L
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まずは、ラグビーの攻防の原則を知って、大きな枠でラグビーというスポーツを理解しましょう!

 



前回まで(1〜3回目の記事)のおさらい

今までに解説した攻防の原則について振り返ってみましょう。

ラグビーのゲームの目的は

『相手より多く得点すること』

その目的の達成のためにはラン、パス、キック、モール(前進する密集のこと)などの手段で

『前進すること』

前進をしようとすると、ディフェンスが圧力をかけてボールを奪いにくるので一般プレー(セットプレー以外のプレー)やコンタクトプレー(ぶつかり合い)セットプレー(スクラム、ラインアウト、キックオフなどの試合再開のプレー)の場面で

『争奪』が起こり、

ボールを再獲得することでプレーを継続することができます。

そして継続した前進を効率良く行うためには『適切な場所、タイミングでパスを受けたり』『争奪に参加してボールの再獲得』などの

味方を『支援』する

ことが重要です。

『支援の精度』はアタックの継続性を高め、ゲームの目的である

「得点を多くあげること」につながります。

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以上、ここまでが第1回〜3回の内容のまとめです!

詳しく知りたい方は1回目の記事からご覧ください。

アタックにおける「圧力」とは

では、アタックにおける圧力とはどういったものでしょうか。以下で解説していきます。

『圧力』とは

『前進を伴った攻撃を継続することで相手のDF(デフェンス)にプレッシャーをかけること

を言います。

まず、上記文書の『前進を伴った攻撃』について、ラグビーは競技の特性上ボールを真横もしくは後方にしかパスができません(キックは前方に蹴ることが可能)

では、パスを受けるプレイヤーが止まった状態でボールをもらうとどうなるでしょうか。

ディフェンスは前進を阻もうと前方にプレッシャーをかけてくるので、ボールの位置は後ろへと後退していくことになりますね。

そこで、なるべくボールの位置を後退させないように、ボールをもらう側とパスする側の工夫が必要になってくるわけです。

特にボールをもらう側のプレイヤーは基本的に常に前進を意識しながらボールを受けることが重要です(戦術によっては前進するスピードを調整することはあります)

前進を伴った攻撃により、圧力をかけられたDFは

『大勢で前進を止めようとして、ボールの周辺に集まり』

その結果

『コート内にスペースを作り出してしまう(下図)』

 

または

『反則をする』

ということに繋がるわけです。

空いたスペースができれば、パスやラン、キックを使って再び前進を試み、得点を狙いにいく。

反則が起きて、再びボールを再獲得できれば

スクラム、ラインアウト、ペナルティキック、フリーキック

などからまた自チームの攻撃をリスタートすることができます。

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前進→争奪→支援→圧力の繰り返しがラグビーのゲームの目的である『得点を多く挙げること』に繋がる!

まとめ

それでは、攻防の原則について振り返ってみましょう。

ラグビーのゲームの目的は

相手より多く得点すること

目的を達成するために

『前進(ラン、パス、キックなど)』

前進を試みると、ディフェンスが前進を阻もうと圧力をかけるので

『争奪でボールの再獲得をする』

そして前進を効率良く行うために

適切な場所タイミングパスを受けたり』

『争奪に参加してボールの再獲得』

するために

味方を『支援』する

『支援の精度』はアタックの継続性を高め、ゲームの目的である

「得点を多くあげること」につながる

攻撃を継続していく中で、前進を伴った攻撃により、相手に

『圧力』をかけることにより

『コート内にスペースを作り出したり』

『相手の反則を誘発したり』

することでさらに前進をすることができ、目的である『得点をあげる』ことにつながる。

要するに、ラグビーの攻防は

『前進』→『争奪』→『支援』→『圧力』

の繰り返しである。

これまで4回にわたってラグビーの攻防の原則を解説してきました。

ラグビー経験者であれば共感される方も多いのではないかと思いますが、他の球技に比べて、ラグビーというスポーツは覚えておかないといけないルールや技術がたくさんありますね。

しかし、ゲームを「原則」に分解して考えることで

意外とシンプルに理解することができます。

この原則は

『プレーをしている場面』

『コーチングをしている場面』

『レフリーをしている場面』

で課題を解決するための根幹を成すものだと私は感じています。

『プレー•コーチングの場面』においては

なぜ、得点できないのか?

『前進』『争奪』『支援』『圧力』

の何に課題があるのか?

『レフリーをしている場面』においては、どちらのチームのプレイヤーが

『不正に前進、争奪、支援、圧力を妨げたのか』など

攻防の原則に当てはめて考えることで、より論理的にラグビーの構造を理解しやすくなります。

この記事の内容が、プレイヤー、コーチ、レフリーや観戦者の方々の参考になれば嬉しいです。

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それでは、また!

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