プレイヤーの幸福とは?プレイヤーセンタードコーチングについて解説

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です。

『厳しい練習の先に勝利が待っている』

『私たちが若い頃の練習はこんな生ぬるいものではなかった』

スポーツをしていた(または現在もしている)人にとっては、今まで関わってきたコーチから聞いたことがあるフレーズではないでしょうか?

確かに、厳しい境遇を乗り越えて結果を残し、指導現場に立っている指導者も少なくないでしょう。

今までの経験値や実績を将来有望なプレイヤーに向けて還元したいという強い気持ちの表れでもあると思います。

しかし、コーチの発言や立ち振る舞いが

『本当にプレイヤーが幸福感を味わえているのか?』

という視点で考えてみるとどうでしょう?

本記事では、現代のコーチングスタイルとして多く取り入れられている

『プレイヤーセンタード』

の考え方について解説します。

本記事では

初心者ラガー
初心者ラガー
  • 『プレイヤーセンタード』って何?
  • 現代の指導の考え方が知りたい!

そんな悩みに回答します。

共に学びながら、情報を共有していけると嬉しいです。

それではよろしくお願いします。

Big L
Big L

ぜひ最後までお付き合いください!

 



プレイヤーセンタード(アスリートセンタード)とは

プレイヤーセンタード(アスリートセンタード)コーチングとは

『選手を中心に据えて指導をすること』

もう少し具体的に

プレイヤーセンタードとは

・個々のプレイヤーを育成するという視点を大切にする

・ゲームを通しての指導を好む

・理解を測るための質問をする

・学習者のニーズを把握する

・個々の状況に応じた学習方法を考える

・暗示的(プレイヤーへの質問が考えを引き出すよう工夫されている)なアプローチが多い

コーチが上記のような関わりをプレイヤーと持つことです。

また「コーチセンタード」という考え方もあり

「コーチが指導の中心になること」

を指します。

具体的にコーチセンタードとは

コーチセンタードとは

・チームの勝利にフォーカスする。

・型にはめた指導を行う

・全てをコーチが決定する

・明示的(質問がYes or Noで答えられる)なアプローチが多い

といった関わり方をするスタイルになります。

あなたがコーチなら『アスリートセンタード』と『コーチセンタード』のどちらのスタンスでプレイヤーと関わりをもつ(または既にもっている)でしょうか。

『プレイヤーの幸福』とは何かを考える

コーチのみなさんはプレイヤーにとって、どのような状態が『幸福』なのかを考えたことがあるでしょうか。

『ゲームで、思い通りのパフォーマンスができること』

『ゲームで活躍する姿を保護者や友達に評価してほしい』

『周囲の人たちを魅了するような演技やパフォーマンスをすること』

プレイヤーによって様々な『幸福』の形があることを私たちは理解しないといけません。

人間のモチベーション、パフォーマンスが高まるのは

•有能感(何かを成し遂げたい、成功したいという欲求)

•自律感(自分で決めてやりたい、思ったことを実践したいという欲求)

•関係性•所属感(このチームに所属していたい、仲間と良い関係を築きたいという欲求)

この3つの欲求が満たされる時であるという理論があります。

また、この3つの欲求は互いに影響し合っています。

我々コーチは、選手の『有能感』『自律感』『関係性•所属感』が高まるチームや組織の環境づくりを行うことが求められ、それがプレイヤーの『幸福』に繋がっていくということを意識する必要がありそうです。

私(筆者)自身の考え

さて、ここまでを振り返って『アスリートセンタード』と『コーチセンタード』のどちらが理想だと感じたでしょうか。10年以上さまざまな年代の指導を行ってきた私の現時点での考えは以下の通りです。

『プレイヤーセンタード』のスタイルを中心に据えながらも『コーチセンタード』の要素も取り入れる。

コーチの役割は『プレイヤーを目的の場所まで導いてあげる』ための存在です。

目的までの道のりにおいて、選手自身のモチベーションが重要であることは言うまでもありません。

しかし『初心者で右も左もわからない』『安全性を逸脱したり、自律ができない状態』を選手中心にしているから、本人たちができるようになるまで見守っているという考え方は、少し違うのではないかと感じています。

私は『プレイヤーセンタード』をメインに据えながらも、時として『コーチセンタード』の考え方である明示的なアプローチを加えて選手を導き早めに成果を出させることでモチベーションを高めることも必要だと感じています。

そのバランスが崩れないように、私も研鑽の日々を送っています。

まとめ(ラグビーに関わる人がハッピーになるチームを目指して)

『プレイヤーセンタードコーチング』はプレイヤーを指導の中心に据え、彼らが思っていることを質問を通して引き出し、プレイヤーが何を目標とするのかを明確にし、実現可能なものだと信じさせるコーチングスタイルです。

プレイヤーの『有能感』『自律感』『所属感•関係性』を高めることを意識し、チームの方向性を選手自身で決定させて(方向性を加味して、もちろん助言が必要な場面もあるでしょう)実践を促す。

結果をフィードバックしてまたプレイヤー自身で課題解決のための実践をさせる。

このようなサイクルを作ってあげられるコーチが、今後は求められてくるのかもしれません。

Big L
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私も日々勉強していきます!

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その他

SDGsに関する情報を共有する『TSUNAGOOD』さんのサイトでSDGsの観点から考えた『プレイヤーセンタードコーチング』についての記事を執筆させていただきました。私の記事の他にもさまざまなSDGsに関する実践的な取り組みが紹介されておりますので、是非ともご覧になってみてください。

他にも初心者でもわかりやすいように、ラグビーに関する知識についてまとめていますので、以下の記事も読んでみてください。

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それでは、また!

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