【ラグビーポジション解説】スタンドオフ(SO)の役割について

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です!

チームスポーツでは、多くの種目で『司令塔』的なポジションがありますよね。

ラグビーも同様に、ゲームの要になっているポジションがいくつか存在します。

今回は、ゲームの中でも攻撃時にゲームを組み立てているポジションの1つである『スタンドオフ(SO)』に着目して解説したいと思います!

本記事では

初心者ラガー
初心者ラガー
  • スタンドオフ(SO)ってどんなポジション?
  • 役割について知りたい!
  • 向いている人の特徴は?

そのような悩みを解決します。

Big L
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ぜひ最後まで読んでください!



スタンドオフ(SO)とは

スタンドオフは、ゲームの中で背番号10番を着用しています。

スクラムハーフとひとまとめにして『ハーフバック団』というポジションのかたまりに分類されます。

ゲームの中ではスクラムハーフと連携することが多く、フォワードとバックスに指示を出し、ゲームを組み立てます。

スタンドオフはパス、キック、ランニングなどのスキルが総合的に高い選手が担当することが多く、コミュニケーション能力にも優れています。

それでは、スタンドオフの役割や資質について、以下で深堀りしてみましょう。

スタンドオフの役割

ゲーム中のスタンドオフが担うべき役割は大きく以下の2つです(あくまで私の個人的な見解です)

  • 攻撃の組み立て
  • キックによるエリアの獲得

それぞれ解説していきます。

攻撃の組み立て

スタンドオフがその力を発揮するのは主にアタックの場面です。

ボールを保持していない間でも、相手の状況やスペースの有無などを瞬時に見極めます。

そして、スクラムやラック、モールなどの密集から自身にパスされたボールを、状況に応じてパス、キック、ランを選択します。

このような状況判断能力に加え、ボールを持っていないときのコミュニケーション能力も大切になってきます。

ボールを受け取るまでの数秒間で、攻撃のオプションを選手の中で共有し、次の攻撃につなげるのです。

キックによるエリアの獲得

ラグビーはエリアに応じてアタックやディフェンスの戦術が決まっているチームが多数あります。

特に自陣では、キックによって相手陣地(敵陣)へボールを蹴り込み、自チームに取って有利な状況下でゲームを進めていこうとするのが一般的です。

そのキックを蹴ることが多いのがスタンドオフです(スクラムハーフやフルバックもキックを蹴ることがあります)

距離と正確性のあるキックを蹴ることができるスタンドオフがチームにいれば、ゲームをかなり有利に進めることができます。

スタンドオフに求められる資質

それでは、前述の役割を踏まえて、スタンドオフに求められる資質について解説していきたいと思います。

高い状況判断能力

まず1つ目は状況判断能力です。

特にアタックの場面では、スタンドオフの判断がゲームの流れに大きく影響を与えます。

『外側にスペースはあるか?』

『キックが蹴れそうな場面か?』

『フォワードでアタックを仕掛けるか?はたまたバックスでボールを大きく展開しようか?』

このようなことを常に前もって考えて声をかけたり、アクションを起こす能力が求められます。

多彩なスキル

前述の状況判断能力に加えて、その判断をプレーに反映させるための多彩なスキルも必要です。

外側のスペースにボールを大きく展開するための『パススキル』

相手のディフェンスラインの裏側のスペースやエリアを前に進めるための『キックスキル』

相手のディフェンスプレイヤー間を突破するための『ランニングスキル』

スタンドオフには、状況判断能力に加えて、さまざまなスキルを起用に使いこなす力も必要です。

コミュニケーション能力

アタックのプランを効果的に遂行していくためには、周りのプレイヤーとの質の高い『コミュニケーション』も大切です。

ボールを持たないプレイヤーのことを『オフザボールプレイヤー』といいますが、このオフザボールにある時点でのコミュニケーションをいかに早く、正確に取れるかもスタンドオフに求められる資質の1つです。

例えば

『ボールをパスする前に何をして欲しいのかを伝える』

『キックを蹴る前にどこにボールを蹴り込むのかを伝える』

事前のコミュニケーションを取ることで、他のプレイヤーもやることが明確になり、チーム力はより強固なものとなります。

リーダーシップ

最後はリーダーシップです。

チームの動きが上手く相手にマッチしない

味方の士気が乱れている

そのようなときも冷静に味方の話しを聞いたり、意見を伝えて鼓舞したりする力も必要です。

リーダーシップがあるスタンドオフが所属するチームは、ゲームの修正力に優れ、僅差のゲームでも粘り強さを発揮することが多い印象です。

 



まとめ

それでは、これまでの内容をまとめます。

スタンドオフ(SO)は、ゲームの中で背番号10番を着用し、スクラムハーフとひとまとめにして『ハーフバック団』というポジションのかたまりで呼ばれることもあります。

ゲームの中ではスクラムハーフと連携することが多く、フォワードとバックスに指示を出し、ゲームを組み立てます。

ゲーム中のスタンドオフが担うべき役割は大きく以下の2つです(Big Lの個人的見解)

上記役割を受けて、スタンドオフに求められる資質は以下の4つです。

ポジションにはそれぞれ特有の役割があり、その役割を果たすことがラグビーのチーム全体の力に直結します。

今回の記事がこれから将来的にスタンドオフになりたいプレイヤーやラグビーを観戦する方々の参考になれば幸いです。

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