【簡単解説】カテゴリー別のラグビーコートの大きさと概要について

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビックエル)です!

練習や試合の前はコートを設営したり、練習の際にコートの大きさを想定して練習場所の確保をすることも多々ありますよね。

また、ラグビーコートは各ラインでエリアが区切られていて、戦略を立てる際の一つの指標にもなっています。

今回の記事では、カテゴリー別のコートの大きさをまとめるとともに、コート内の各エリアの名称なども紹介していこうと思います。

初心者ラガー
初心者ラガー
  • 自分の年代のコートの大きさってどれくらい?
  • このエリアって何ていう名前なの?
  • 各エリアではどんなことが行われている?

この記事は、そんな悩みをお持ちの方に向けて書いています。

ぜひ参考にしてください。

Big L
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それではよろしくお願いします!

 



カテゴリー別の大きさ

カテゴリー別にコートの大きさを表にしてみました。

インゴール
中学生以上94〜100m68〜70m6〜22m
U12(小学5.6年)60m以内40m以内5m以内
U10(小学3.4年)60m以内35m以内5m以内
U8(小学1.2年)
タグラグビー
20m以内14m以内2m
参考資料:WORLD RUGBY競技規則、令和4年改訂版 競技規則(日本ラグビーフットボール協会)

中学生以上のカテゴリーからは、正規のコートとなっており、小学生以下のカテゴリーにおいてはそのレベルにあったコートの大きさとなっています。

また、各大会でコートの広さを弾力的に設定していることもあります。

コートの概要

ラグビーコートは各ラインによってエリアで区切られています。

コートの概要を説明する前に、各ラインの名称について少し触れておきます(オフサイドラインは除く)

今回の説明では、以下の名称のラインが出てきます。

  • タッチライン
  • タッチインゴールライン
  • ゴールライン
  • デッドボールライン
  • 22mライン

下の写真で各コートのラインの名称と位置を確認すると、このあとの解説がわかりやすくなると思います。

参考資料:WORLD RUGBY競技規則

各エリアの名称について

次は各エリアの名称について解説していきます。

エリアの名称を理解することで、コートに関する知識やルールを知ることにつながるだけではなく、戦略を立てる際の1つの目安にすることもできますよ。

フィールドオブプレー

参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

ゴールラインとタッチラインで囲まれたエリアのことをフィールドオブプレーといいます。

多くのチームがフィールドオブプレー内をエリアで区切り、戦略を立てたりします。

フィールドオブプレー内ではオフサイドラインが発生します。

競技区域


参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

競技区域内では実際のプレーが行われます。

競技区域には、フィールドオブプレーとインゴールが含まれます.



競技場

参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

『競技場』は先ほど説明した競技区域に濃い緑の周辺区域(次の見出しで説明)を加えたエリアになります。

ボールがタッチラインを割ったときに競技場内にボールが残っていれば『クイックスローイン(ボールを競技区域内に入れてプレーを継続させる方法)』が可能です。

周辺区域

参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

『周辺区域』は競技場から競技区域を除いた部分になります。

このエリアにボールが残っていた場合はクイックスローインが可能です。

ただし、人工物(例えばテントなど)や人(競技役員や選手など)にボールが当たった場合はクイックスローインはできません。

周辺区域の大きさは各会場で異なり、大会独自で範囲を決めていることもあります。

インゴール

参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

インゴールはゴールライン、タッチインゴールライン、デッドボールラインで囲われたエリアのことです。

『インゴール』では以下のプレーが行われます。

  • ボールのタッチダウン(地面にボールをつけること)
  • トライ(相手インゴール内でボールを地面につける)
  • ゴールラインドロップアウト

インゴール内でもボールをもって走ったり、キックをするなどの通常のプレーをすることができます。

インゴールではオフサイドラインは発生しません。

22メートル区域

参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

22m区域はゴールラインとタッチライン、22mライン(実線)で囲われたエリアになります。

このエリアでは主に以下のプレーが行われます。

  • 22mエリアでのドロップアウト
  • マークからのフリーキック
  • 自陣22mエリア内のスクラムまたはブレイクダウンからのタッチキック(直接タッチにボールが出てもタッチになった地点からの相手ボールラインアウトで再開)
  • 自陣からキックしたボールが敵陣22mエリアにあるタッチラインから出た場合はキックをしたチームのラインアウトで再開(50:22のルール適用)

また、戦略を立てる際、自陣22mエリアはピンチ、敵陣22mはトライを狙えるエリアでチャンスと捉えているチームが多く、ほとんどのチームが独自の戦略を準備しています。

スクラムゾーン

参考資料:WORLD RUGBY競技規則より

スクラムゾーンは、その名の通りスクラムが行われるエリアです。

タッチラインとタッチラインに並行している5mライン、ゴールラインとゴールラインに並行している5mラインの間ではスクラムが組まれることがなく、このエリアでスクラムに該当する反則が起きた場合は、反則が起きた地点の延長上のスクラムゾーン内でスクラムが組まれます。

 



まとめ

それでは、これまでの内容をまとめていきます。

今回は、各カテゴリーのコートの大きさと、コートの概要を解説しました。

カテゴリー別のコートの大きさは以下の表の通り

インゴール
中学生以上94〜100m68〜70m6〜22m
U12(小学5.6年)60m以内40m以内5m以内
U10(小学3.4年)60m以内35m以内5m以内
U8(小学1.2年)
タグラグビー
20m以内14m以内2m

中学生以上のカテゴリーからは、正規のコートとなっており、小学生以下のカテゴリーにおいてはそのレベルにあったコートの大きさとなっていますが、各大会でコートの広さを弾力的に設定することもあります。

また、コートの概要については、各エリアの名称と特徴などについて解説しました(以下の表のエリアの名称をクリックまたはタップすると各エリアの説明に移動します)

各エリアの名称やそのエリアで行われるプレーの特徴を理解することで、ルールについての知識が身につくだけでなく、戦略を立てる際にも役立ちます。

今回の内容は以上となります!

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