こんにちは、Big L(ビッグエル)です!
ラグビーというとコンタクト(ぶつかり合い)があるという認識があり、なかなか始めるまでの一歩が踏み出せない方も多いはずです。
そこで今回は、子どもから大人までレク感覚で楽しめるタグラグビーについて解説していきます。
この記事は
- タグラグビーってどんなスポーツ?
- ラグビーとの違いや共通点は?
- タグラグビーのルールを教えて!
- タグラグビーを始めるのに必要な道具は?
そんな悩みを解決します。
この記事1本で、タグラグビーに関する知識は網羅的におさえることができると思います。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
それではよろしくお願いします!
タグラグビーとは
タグラグビーとは
主に年齢の低い子どもたちやラグビー初心者向けの球技
の1つです。
年齢や性別に関係なく取り組むことができ、ラグビーの普及を目的に導入しているところも多くあります。
コンタクト(ぶつかり合い)がないため大人や子どもが同一チームでプレーしたり、男女でチームを組んだりしても気軽に取り組めます。
この記事を読んで
『私にも取り組めそう』
『息子や娘にもさせてみたい』
と感じた方は、ぜひトライしてみてください。
それでは、以下で詳しく解説していきます。
ラグビーとの違い
ラグビーとタグラグビーの大きく異なる点は以下の2点です。
- コンタクトプレー(ぶつかり合い)がない
- 『タグ』という2本のヒモをつけてプレーする
通常のラグビーではコンタクトプレー(ぶつかり合い)がありますが、タグラグビーでは『タグ』と呼ばれるマジックテープで脱着できるヒモを腰に2本つけ、それをディフェンス側のプレイヤーが取ることによってオフェンスの前進を妨げます。
コンタクトプレーがない分、通常のラグビーやミニラグビー(小学生のコンタクトがあるラグビーのこと)よりも安全を確保した上で取り組むことができます。
身に付く知識やスキル
これは個人的な感想も含まれますが、タグラグビーで身に付く知識やスキルには以下のものがあげられると思っています。
- ラグビーのゲームの様相(通常のラグビーにも通じる部分あり)
- パスのスキル(特にオフロードバス)
- スピードにのった状態でボールをもらうスキル
それぞれ解説していきます。
ラグビーのゲームの様相
先ほど、タグを腰に身につけ、コンタクトプレーがないという点以外はラグビーとほとんど変わらないと解説しました。
細かく言えば、この競技は日本ではあまり馴染みのないリーグラグビー(12人制のラグビー)という種類のラグビーをもとに開発された競技です。
しかし、タグを取られればオフサイドラインが形成され、ノックオンやスローフォワードもあるという点などは通常のラグビーと重なる部分は多く、ラグビーのゲームの感覚をつかみやすい競技でもあります。
パスのスキル(特にオフロードパス)
タグラグビーは通常のラグビーと同様の投げ方でパスを行います。
特に相手のDFラインの裏へ抜けたボールキャリア(ボールをもったプレイヤー)がタグを取られた直後にパスをするオフロードパスの感覚が身につきやすいと感じています。
通常のラグビーでもオフロードパスは多用されており、ボールキャリアが相手のプレイヤーを抜いた後に味方のプレイヤーの声を『聞く力』と『スペースへボールを投げるスキル』が求められます。
タグラグビーではこのようなシチュエーションが生まれやすく、オフロードパスの感覚を掴みやすいといった特徴もあります。
スピードにのった状態でボールをもらうスキル
前述したオフロードパスに関連して、パスを受ける側のスキルも高めることができます。
ボールキャリアがディフェンスラインの裏へ出ようと前進を試みると、大抵の場合タグを取られます。
ルール上、タグを取られたら直ちにボールをパスしないといけないので、パスを受ける側はタイミングよくパスをもらうために最適な位置へ走り込まなければなりません。
このタイミングがズレてしまうと、うまく相手のディフェンスラインの後ろに抜けることができません(要はチャンスを活かすことができない)
タグラグビーのゲームでは、ディフェンスラインの裏へボールキャリアが一瞬だけ抜けるケースが多くあるので、ボールをもらう最適なタイミングを掴む練習にもなります。
子どもから大人まで楽しめる
コンタクトプレーがないタグラグビーでは、大人から子どもまで同一のチームでプレーすることも可能です。
また、男女が混じってゲームを楽しむこともできるのでレクリエーションとしても最適なスポーツと言えるでしょう。
また、ゲーム中は全員が動くので、ある程度の運動量も確保できて身体の健康の保持増進にもつながると思います。
道具が揃っていれば、誰でもすぐゲームを行うことができます。
タグラグビーのルール
それでは、ここからタグラグビーを行う上で知っておきたい基本的なルールを確認していきます。
以下のルールの知識を身につけるだけでタグラグビーのゲームができるように解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ゲームの開始と試合の再開
ゲームの開始の手順を説明すると
- ジャンケンなどで最初にアタックをするチームを決める
- 最初にアタックするチームはコートの中央から後方2m以内にいる味方プレイヤーにパスをする(フリーパスという)
- フリーパスの際は、ディフェンス側プレイヤーはコート中央のラインから5m下がらなければならない(フリーパス後に前に出ることができる)
上記の流れで行われます。
反則などによって試合が再開される際も反則を犯していないチームによってフリーパスが行われますが、反則がインゴール(下図参照)の中やゴールラインから5m以内で起きた場合は、フリーパスは、ゴールラインからコートの中央ラインに向かって5mの地点で行われます。
ゲームの進行
ゲームの進行については『攻める側のチーム(以下アタックという)』と『守る側のチーム(以下ディフェンスという)』に分けて解説します。
【アタックのチーム】
- ボールを抱えて走ったり、パス(前方へのパスは反則)をしながら前進し、相手のインゴールまでボールを運んで得点すること(トライ)を目指す。
- ボールを持っているプレイヤーはコート内であれば前後左右に走ることができる。
【ディフェンスのチーム】
- ボールを持っているプレイヤーのタグを取ることで、その前進を止めることができる(4回タグを取れば攻める権利を獲得できる)
基本ルール
参加人数と時間
大会やレベルによって人数は異なりますが、5人で行われるのが一般的です。
練習環境(練習への参加状況やスキルのレベルなど)によって人数をアレンジしてもよいでしょう。
ゲームの時間は基本的に5〜7分の前後半で行われます。
得点
得点は
アタック側のプレイヤーが、インゴールの中にボールを持ち込んで置くこと(トライ)
で得ることができます。
私の経験上、ミニラグビーをしている子どもたちがインゴールに飛び込むことが多々あります。
タグラグビーではインゴールに飛び込んでトライすることは安全確保のため禁じられていますので、コーチの方は指導の際にしっかりと伝えるようにしてください。
ノックオンとスローフォワード
ゲームの進行中によく起こるのがノックオンとスローフォワードです。
【ノックオンとは】
ボールが手に当たって前方の地面に落ちる、または地面にあるボールを手で前に押し進めること。
【スローフォワードとは】
ボールを前方に投げること
ノックオンとスローフォワードが起こった場合、相手チームによるフリーパスでゲームが再開されます。
タグ
ボールを持って走っているプレイヤーを、ディフェンス側のプレイヤーはタグを取ることによって止めることができます。アタック側とディフェンス側の取る行動に分けて解説します。
【アタック側のプレイヤー】
- 左右どちらかのタグを取られたら、すぐに走るのをやめてただちにボールをパスしなければならない(目安は3歩以内)
- タグを取られたアタック側のプレイヤーが再びプレーに戻れるのは、タグが2本揃った状態でなければなりません(タグを取った人から返してもらう)
【ディフェンス側のプレイヤー】
- タグを取ったプレイヤーは『タグ!』と大きな声でコールする。
- 取ったタグを返さないと再びプレーに参加できない。同時に複数のタグを取ることもできない。
補足ですが、タグラグビーではタグを取りやすくするため、上着をズボンの中に入れてプレーをするのが一般的です。
タッチ
タッチとは
ボールをもったプレイヤーが、タッチラインを踏む、越える、またはボールがタッチラインから外に出ること
です。
ゲームは、相手チームによるフリーパスで再開されます。
オフサイド(ディフェンス側)
ディフェンス側のオフサイドとは
ディフェンス側のプレイヤーが、タグを取られたプレイヤーよりも前方(敵陣側)にいる状態
のことをいいます。
オフサイドプレイヤーは、直ちにオフサイドライン(上記のケースではタグを取られたプレイヤーより自陣側)の後方に戻らなくてはなりません。
仮に、オフサイドのプレイヤーがパスを妨害したり、オフサイドの位置からプレーした場合は、オフサイドの反則が適用され反則を犯していない側のフリーパスで再開されます。また、これまでのタグの回数はリセットされます。
オーバーステップ
オーバーステップとは
タグを取られたプレイヤーが直ちにパスを投げなかったり、3歩を超えて動いた場合
の反則となります。
ゲームは、反則を犯していないチームのフリーパスで再開されます。
ボールキャリアの回転
タグラグビーでは
ボールキャリア(ボールを持っているプレイヤーのこと)がタグを取られないように体を回転させる行為は禁止
となっています。
上記のケースでは、反則を犯していない側のフリーパスによってゲームが再開されます。
その他危険なプレー等
プレー中において
身体接触および身体接触を誘発させるプレーが禁止されています。
具体的には
- タグを取りにきた手を払う
- 体当たりをする
- 相手をつかまえる
- 両手を広げて守る
などの行為があげられます。
また、タグラグビーはボールをキックすることも禁じられています。
これらの反則が起こった場合、反則を犯していない側のフリーパスでゲームが再開されます。
タグラグビーに必要な道具
それでは、ここからはタグラグビーの練習やゲームをするために必要な道具を集めてみましたので参考にしてみてください。
タグベルト(ベルトセット)
こちらはベルトのみになります。タグはついていないので、必要な場合は別で購入する必要があります。チームに所属している場合は、そのチームでタグを所有している場合もあります。
こちらはタグ2本(1人分)とベルト1本のセットになります。既にタグラグビーセットがあって、単品で買い足したいときなどはこの商品が良いでしょう。
現在タグのセットを所有していないチームやコーチにおすすめの商品です。20組あれば練習からゲームまでを1通り行うことができます。
ボール
こちらはタグラグビー専用のボールとなります。練習やゲームの用途に応じて通常のボールも扱うことができます。
タグ
こちらはタグのみの商品となります。既にベルトを所有している場合や人数が多く、タグの本数を増やしたい場合におすすめです。
コーン
既にコートがある場合は問題ないのですが、ラインもない時にはコーンがあると便利です。簡易的にコートを作ったり、エリアを区切ったりできます。単色でたくさん入っているタイプのものより、複数の色が均等に入っているタイプが汎用性が高いのでおすすめです。
まとめ
それでは、これまでの内容をまとめます。
タグラグビーとは
主に年齢の低い子どもたちやラグビー初心者向けの球技
です。
年齢や性別に関係なく取り組むことができること、コンタクト(ぶつかり合い)がないため大人や子どもが同一チームでプレーしたり、男女でチームを組んだりしても気軽に取り組めます。
私の個人的な感想も含まれますが、タグラグビーで身に付く知識やスキルには以下のものがあげられると思っています。
- ラグビーのゲームの様相(通常のラグビーにも通じる部分あり)
- パスのスキル(特にオフロードバス)
- スピードにのった状態でボールをもらうスキル
また、タグラグビーの基本ルールである以下の項目も解説しました(青色のリンクから該当場所に移動できます)
上記の内容を覚えれば、タグラグビーのゲームは難なくできるようになると思います。
また、タグラグビーのゲームを行うために必要な道具も紹介したので、これから始めたいという方は参考にしてください。
今回は以上となります。
他にもラグビーに関する情報を記事にまとめているので、読んでみてくださいね。
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