【ラグビーのポジション解説】フロントローの役割について

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です。

15人制のラグビーにはさまざまなポジションがあり、初心者はどのポジションが自分に合っているのか、またどのような役割を担うのかなど、覚えることがたくさんありますよね。

本記事では数あるポジションの中から『フロントロー』というポジションのまとまりについて解説していきます。

初心者ラガー
初心者ラガー
  • フロントローって何?
  • 役割は?
  • どんな人が向いているの?

そのような悩みを解決します。

Big L
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ぜひ最後までお付き合いください!

 



フロントローとは?

フロントローとは

『プロップ』と『フッカー』というポジションのまとまり

の総称です。

ゲームの中では1チームにプロップが2名、フッカーが1名いて、スクラムを組んだり、ラインアウトではリフター(ボールをキャッチする人を持ち上げる役割)をしたり、スローワー(ラインアウトにボールを投げ入れる役割)を担うこともあります。

主に体重がある大柄な選手が多、ボールを持って突進するプレーを得意とするプレイヤーが多いことも特徴の1つです。

これから、フロントローが担うことの多い役割について詳しく解説していきます。

フロントローの役割

フロントローが果たすことの多い役割は以下の内容となります。

  • スクラムの最前列
  • ラインアウトのリフター
  • ラインアウトのスローワー(フッカー)
  • 力強い突進でディフェンスラインを崩す

それぞれ解説します。

スクラムの最前列

スクラムはフロントローの最も重要な役割の1つです。

写真(最前列の3名がフロントロー)のようにスクラムの最前列に並び、相手と押し合ってボールの争奪を行います。

参考資料:2023年競技規則

スクラムではお互いのフロントローが組み合ったら、マイボール側チームのスクラムハーフがスクラム内にボールを投入します。

投入後に押し合いが始まるのですが、フロントローが弱いチームは相手に押し返されてボールを奪われてしまいまいます。

フロントローには、スクラムでの争奪に負けない力(体重や筋力)が求められるのです。

ラインアウトのリフター

ラインアウトのリフターとは

ラインアウトのジャンパー(空中にあるボールをキャッチする人)を持ち上げる役割

のことです(下の写真でボールを撮ろうとしているプレイヤーを持ち上げているのがリフター)

引用:O -DANより

主にプロップが担当することが多く、ジャンパーを上へ持ち上げるための筋力とテクニックを磨くことが求められます。

ゲームの再開方法の1つであるラインアウトは、ラインアウトを形成しているお互いの列の中心にボールを投げ入れて争奪を行います。

ジャンパーのところに素早く移動し、できるだけ速くかつ高くもちあげることができる力が必要です。

ラインアウトのスローワー(フッカー)

ラインアウトのスローワーとは

ラインアウトの中にボールを投げ入れる役割

のことです。

チームの中のどのポジションでもスローワーをすることができますが、フッカーが担当することがほとんどです。

スローイングの際は、ボールを狙った位置にまっすぐ投げ入れる技術が求められます。

力強い突進でディフェンスラインを崩す

体重があるフロントローは、ボールを持って突進し、相手のディフェンスラインを崩したり、1人のフロントロープレイヤーに複数人でタックルをさせてディフェンスプレイヤーを集め攻撃を優勢にする役割を担うこともあります。

また、ゴールラインに近いところでラックができたりすると、そこからフロントローのプレイヤーで確実にボールを前に運び、トライを狙うなどの戦法もあります。

高重量のフロントローが大きな前進をすることは稀ですが、攻撃の起点になったり、着実に前進したい場面で活躍するポジションだと言えるでしょう。

フロントローに向いているプレイヤー

次は、フロントローに向いている人の特徴を深掘りします。

特徴は以下の通り

  • 大柄で体重が重い
  • 力が強い

それぞれ解説します。

大柄で体重が重い

まずフロントローになくてはならないのが『体重』です。

フロントローはスクラムを組まなくてはなりませんが、そのスクラムを相手のフロントローと対等に組むためには体重があることが前提なのです。

体重の必要性は上のカテゴリーになればなるほど高くなります。

なぜなら、高校生までは安全対策上1.5mルール(スクラムの押し合いは1.5mまで)があり、1.5m以内での押し合いしか認められませんが、大学生以上になるとそれがなくなるため、体重が軽いフロントローだとスクラムで不利な状況に立たされてしまうのです。

体重がある人は、それだけでフロントローの資質が備わっていると言えます。

力が強い

体重がある程度あっても、ラインアウトで人を持ち上げたり、スクラムで相手の体制を崩すために体幹をうまく利用したり、突進をする時にうまく体をコントロールしたりする筋力も必要になってきます。

体重があるだけで資質が備わっていると前述しましたが、体重に加えて筋力が備わってくると、さらに体重を活かした多彩なプレーが可能となります。

高校生以上のプレイヤーは、積極的に筋力トレーニングを練習の中に組み込んでいくと良いでしょう。

まとめ

それでは、今回の記事の内容をまとめます。

フロントローとは

プロップとフッカーというポジションのまとまり

の総称です。

ゲームの中では1チームにプロップが2名、フッカーが1名いて、スクラムを組んだり、ラインアウトではリフターをしたり、スローワーを担ったりします。

主に体重がある大柄な選手が多いので、ボールを持って突進するプレーを得意とするプレイヤーが多いことも特徴の1つです。

フロントローの役割は以下の内容があげられます。

  • スクラムの最前列
  • ラインアウトのリフター
  • ラインアウトのスローワー(フッカー)
  • 力強い突進でディフェンスラインを崩す

また、フロントローに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 大柄で体重がある
  • 力が強い

基本的には体重があるプレイヤーには、フロントローの資質が備わっていると言えます。

以上、今回はフロントローのプレイヤーについて深掘りしました。

参考になりましたでしょうか?

この記事がラグビーに関わっていく上での参考になれば幸いです。

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