【ラグビーポジション解説】サードロー(フランカー、NO8)の役割について

ラグビーの知識(ルール•コーチングなど)

こんにちは、Big L(ビッグエル)です!

ラグビーは何か1つでも強みを持っていれば、その強みに適したポジションがあります。

身長や体重、性格、過去のスポーツ経験など、個々の特徴を活かすことのできるスポーツです。

本記事ではいくつかあるポジションの中から『サードロー(フランカーとナンバーエイト)』というポジションのまとまりについて解説していきます。

本記事では

初心者ラガー
初心者ラガー
  • サードローって何か教えて?
  • サードローの役割は?
  • サードローに求められる資質を教えて!

そのような悩みを解決します。

Big L
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ぜひ最後まで読んでみてください!

 



サードローとは

まず、サードローとは

スクラムを組む3列目の『フランカーとナンバーエイト』というポジションのまとまり

のことです。

参考資料:2023年競技規則より

フランカーは1チームの中に2名、ナンバーエイトは1名います。

フランカーはチーム内でもある程度体型がよく、運動能力に優れた選手が担当することが多く、ナンバーエイトはフランカーに求められる身体能力に加え、ラグビーへの理解力やリーダーシップが求められる傾向にあります。

以下でサードロー(フランカーとナンバーエイト)について深掘りしていきたいと思います。

サードローの役割

それでは、サードローの役割について詳しく解説していきます。

前提として、これから説明する内容はポジションの傾向であって、必ずその力が備わっている必要があるということではありませんので誤解なきようお願いします。

チーム内屈指のタックラー

タックルはどのポジションでもできないといけない必須スキルですが、特にフランカーはゲームを通してのタックルの回数が多くなる傾向にあります。

セットプレー(スクラムやラインアウト)から展開されたボールを追いかけて走り込んでくるボールキャリア(ボールを持ったプレイヤーのこと)を仕留めたり、味方が逃したプレイヤーに即座に接近してタックルをすることもあります。

チームでゲームの分析をする際に用いられる統計(スタッツという)があるのですが、そのスタッツのタックル回数、成功率などは多くの場合、フランカーが最も優秀な成績になります。

サードローのフランカーというポジションはタックルに関するスキルとセンスが求められるポジションと言えます。

ボールキャリアへの質の高いサポート

フランカーやナンバーエイトはボールを持っているプレイヤーのサポート(オーバーやオフロードパスをもらう)の回数も多くなります。

特にフランカーはプロップやロック、ナンバーエイトなどの大柄なプレイヤーがボールを前に運んでいる場面をサポートすることが多く、ボールを持たない場面で仕事を行ういわゆる『縁の下の力持ち』的な存在です。

ゲームではあまり目立つことはなくても、タックルやサポートのスキルに関しては、チームから最も信頼を得ているプレイヤーができるポジションと言ってよいでしょう。

サードローに求められる資質

では、サードロー(フランカー、ナンバーエイト)にはどのような能力が求められてくるのでしょうか?

ここでは、サードローに求められる資質について解説していきます。

高い運動量

サードローの資質として、確実に求められてくるのが『運動量』です。

フランカーやナンバーエイトはゲームの中で、フォワードとしての役目も果たしながら、バックスのサポートを行ったり、ディフェンスにおいてはコンタクトが起きやすいポジションについたりすることが多いポジションです。

ボールキャリア(ボールを持っているプレイヤーのこと)が捕まったら直ちにサポートにいき、ボールを獲得できたらまた次のサポートに回る。

タックルに行ったらすぐに起き上がり、また次のプレーに参加する。

そのような運動量が求められてきます。

コンタクトスキル

また、コンタクトスキルも大切になってきます。

コンタクトスキルとは、タックルで相手を確実に倒す能力であったり、アタックの時に味方をサポートする際、ラックなどの密集でボールを再獲得するための技術(オーバー)などのことを指します。

ラグビーで得点をあげるためには、アタック時にボールを保持し続けなければなりません。

ボールを保持するためには、ラックやモールなどの争奪で勝ち続ける必要があります。

サードローのプレイヤーはコンタクトプレーに絡むことが多い分、そのような力が求められ、ボールの継続に貢献する縁の下の力持ちと言えるでしょう。

判断能力

これはどのプレイヤーにも共通して言えることですが、特にサードローのプレイヤーには、コンタクトプレーに関わる場面において、適切な判断とアクションまでのスピードが求められます。

例えばアタックの場面において、味方のプレイヤーがタックルをされてラックになる場面で、サポートにいく判断が遅れた場合、アタックが継続できずに相手にボールを奪われてしまいます。

ディフェンスの場面においては、自分はタックルに行くべきなのか、それともジャッカル(倒れたボールキャリアのボールを奪うテクニック)やカウンターラック(ラックを押し返してボールを奪うテクニック)で争奪に関わるのか、はたまたディフェンスラインに再び参加して次に備えるかを繰り返し判断しなくてはなりません。

サードローのプレイヤーはコンタクトプレーに関わることが多くなる分、適切な判断能力が必要となるのです。

 



まとめ

それでは、これまでの内容をまとめていきます。

サードローとは

スクラムを組む3列目の『フランカーとナンバーエイト』というポジションのまとまり

のことです。

フランカーは1チームの中に2名、ナンバーエイトは1名います。

サードローの役割としては以下の内容があげられます。

また、サードローに求められる資質としては

が求められます。

ラグビーでは得点をあげるために、コートの中のプレイヤーが規律を保ちながら各自の役割を着実に遂行することが大切です。

他のポジションの記事も今後増やしていきますので、ぜひご覧になってみてください。

本記事やこのサイトが皆さんのラグビーの理解力向上や観戦を楽しむ上での参考になれば幸いです。

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